物件には色々な種類がありますが、その中から予算や計画に沿った物件をいかに選ぶかが物件探しの重要なポイントになります。物件の種類は次の通りに分かれます。

スケルトン物件

スケルトン物件とは??
内部造作や設備が何もない状態の物件をいいます。

メリット

  • 思い通りのこだわりの内装にできる。
  • 出店地候補の選択肢が増える。

デメリット

  • 内装資金の負担増。
  • 解約の際の原状回復負担。

売買物件

リース物件とは??
大家(貸主)側で内部造作や設備を施し、毎月の賃料にリース料として上乗せしている物件をいいます。よって内装権利は大家(貸主)側にあり借主は第三者に内装譲渡出来ません。

メリット

  • 初期投資が少ない。
  • 即営業が可能。
    (物件によっては改装が必要な物件もございます)
  • 設備等メンテナンス不要
    (物件によっては借主で負担する物件もございます)

デメリット

  • 賃料が割高。
    (リース料の分)
  • 基本的には改装は認めない。
  • 解約の際、敷金から償却費(年数により異なります)が差し引かれる。

リース物件

売買物件とは??
いわゆる居抜物件(内部造作及び設備付物件)で、内部造作や設備の権利を持てる(第三者に売買可能。但し事前に貸主の承諾が必要)物件をいいます。

メリット

  • 既存の内装を利用し、改装すれば大幅な投資資金の負担減。
  • リース物件に比べ賃料が安い。

デメリット

  • 中古物件の為、設備のトラブルや解体費の負担が多い。
  • 解約の際の原状回復負担。
    (※物件により現状明渡の場合もあります)

物件探しのポイントイメージ:藤原屋外観物件によりメリット、デメリットがあり条件や契約条項もそれぞれ異なります。
契約する前にはもう一度それらを確認する必要があり、計画に沿った物件を選択するようにしましょう。

契約時に係る費用

物件を契約する際にはそれなりの費用がかかります。
敷金又は保証金(保証金とは物件により扱いが違いますのでお問い合わせ下さい。)

  • 前家賃(賃料、共益費等)
  • 仲介手数料(賃料の1ヶ月分、売買代金にかかる費用<金額により異なります>)
  • 店舗総合保険(火災、水漏れなど)

物件探しのポイントイメージ:ワイングラス例

坪数20坪 バー

賃料260,000円(税別)/共益費60,000円(税別)/敷金2,600,000円
居抜金1,000,000円(税別)の物件を借りる場合

敷金2,600,000円 
前家賃(共益費)273,000円 
前家賃(共益費)63,000円内消費税3,000円
居抜金1,050,000円内消費税50,000円
仲介手数料(賃料の1ヶ月分)273,000円内消費税13,000円
(居抜金にかかる費用)注1)55,125円内消費税2,625円
店舗総合保険(1年間)25,000円※保険金額で異なる
合計3,234,000円

※その他、物件によって町内会費、害虫駆除代、看板費、警備設備代等の固定費の負担があります。
物件によっては費用が異なりますので必ず事前にお問い合わせ下さい。

注1)居抜金にかかる仲介手数料の計算方法

~200万円の代金(消費税含む)代金の5%+消費税
200万円を超える金額~400万円の代金(消費税含む)代金の4%+2万円+消費税
400円を超える金額の代金(消費税含む)代金の3%+6万円+消費税

開店するにあたって必要なこと

  • 飲食店舗を始める前に必ず届けなければならないのが営業許可です。(管轄:保健所) それに伴い食品衛生責任者の資格を有するものを1名置かなければなりません。資格をお持ちでない方は1日間の講習で取得できます。
  • 風俗営業(接客業バー、キャバクラ、クラブなど)を行う方は許可が必要です。(管轄:警察署)
  • 深夜12:00以降(場所によっては1:00以降)も営業する場合には深夜酒類提供飲食店の届出(風俗営業は除く)が必要です。(管轄:警察署)